映画 借りぐらしのアリエッティ
今日、見てきました。
yahoo!映画や読売新聞の映画評ではあまり良いことが書かれていないので、本当に大丈夫だろうかと身構えて見に行きましたが、1800円の価値はあったように思います。
個人的採点は、5点満点で、脚本4点、監督4点、俳優4.5点、効果4点と言った所でしょうか。
あらすじなどは、公式HPなどに書かれていますので省略しますが、誰も死なないし、血も流れない平和なお話である代わりに、全体的に淡々としたストーリーで、それほど大きなクライマックスなどもないお話となっています。だからといって、退屈することはなかったように思います。いろいろなレビューを見ると、物足りないという意見が多々あるように思いますが、個人的には、これはこれでありなのではないかと思います。別に破綻しているわけでもなし、とりあえずちゃんと話を進めて、きちんと終わらせているんじゃないかと思うのですが、だめですかねぇ。
相変わらずジブリは声優を使わずに俳優をキャスティングしていますが、これまたいつも通りキャスティングはずばり当たっているように思います。志田未来と言う女優さんは実はよく知りませんが、アリエッティのイメージにぴったりと来ています。特に、ハル役の樹木希林氏にいたっては、作画の時点で決めていたのだろうなと言う気がするくらいです。
画像は、細密な油絵を思わせる背景とやや平面的な人物像の対比がやや目立ちますが、隅々まで神経の行き届いた画面はさすがジブリと溜息が出てしまいました。これはCGを使っていないそうですが、こういう心に残る印象的な画面の創造についてはまだまだCGに頼っては難しいと言うことなのかもしれません。けど、作業量は考えただけでめまいがしそうです。
総じて、やや小粒な感じはありますが、ジブリブランドは健在であることを証明する作品であるように思います。土曜日とはいえ、朝一番の回に見に行ったので、客の入りは半分くらいでしたが、観客の三分の一くらいの子供たちが最後まで飽きることなく見ていたという事実がこの映画のクオリティを表しているように思います。
このようなハーブと文学の香りのする作品は、大げさなスペクタクルを好むアメリカや中国では絶対に受けないと思います。むしろ、ヨーロッパ、特に、イギリスでは大受けするのではないかという気がします。制作側は意識しているかどうかは知りませんが、是非ヨーロッパの映画コンベンションに出品するべきです。
借りぐらしのアリエッティ
監督:米林昌宏 企画・脚本:宮崎駿
主演:志田未来、神木隆之介、他
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